記録・報告

<5・30土地の日48周年アピール>イスラエルのパレスチナ民族浄化―ジェノサイドを許さず、世界の民衆と連帯してパレスチナ植民地占領を終わらせよう!

<5・30土地の日48周年アピール>
イスラエルのパレスチナ民族浄化―ジェノサイドを許さず、
世界の民衆と連帯してパレスチナ植民地占領を終わらせよう!

2024・3・30 オリオンの会(1972orionstar@gmail.com
               
<パレスチナ民衆の願いは帰還の権利=自己決定権の実現である!>
 2024年3月30日「土地の日」48周年はイスラエルのガザ攻撃の真っ只中で迎えることになった。<パレスチナに自由を!>の旗を掲げ闘っている全世界の仲間たちとともに、虐殺者「イスラエル」とその擁護者に怒りと抗議の声を上げていこう。

 「土地の日」は1976年3月30日、パレスチナ北部のガラリア地方の土地数千平方メートルを占領・没収し、多くの住民が死傷し逮捕されたことに対する抗議の日として制定された。1948年5月14日のイスラエル建国の翌日5月15日を「ナクバ(大災危)」の日と共にパレスチナ帰還を誓ったパレスチナ民衆の解放闘争=自己決定権の大きな節目の記念日でもある。


<分離壁の決壊はパレスチナの抵抗権の実現に他ならない!>
 昨年10月7日のハマース(イスラーム抵抗組織)を中心とした「アルアクサ大洪水作戦」は2018年土地の日から始まったグレートリターンマーチ(帰還の大行進)の延長に他ならない。「天井のない監獄」ガザに住む若者たちが、人間の尊厳と、現在のイスラエルにある先祖代々の土地への帰還を求めて、パレスチナの旗を掲げ、多くの死傷者を出しながらも分離壁に向かって非暴力の行進を続けたのである。「大洪水作戦」の前にハマースは言っている。「我々には帰還する確固たる権利がある。アル・アクサモスクへの巡礼と、占領地と接するあらゆる地点での抗議の拡大を呼びかける。」

 2006年国連選挙監視の下に行われたガザ地区・ヨルダン川西地区のパレスチナ自治区総選挙で多数派となり政権を担ったのはハマースであった。ハマース勝利の背景には1993年オスロ合意の帰還権実現、入植地拡大阻止などが反故にされ、パレスチナ自治政府のファタハの腐敗、汚職の進行などがあった。しかし2001年アメリカ同時多発攻撃後のテロ対反テロの2分化の中で、ハマース勝利に対し、即座にイスラエル、欧米諸国、日本はハマース政権ボイコットと国際援助の停止、更には2006年、2008年、2014年にイスラエルによる大規模ガザ攻撃が行われたことを忘れてはならない。


<パレスチナ抜きのユダヤ人国家建設実現をむき出しにしたネタニヤフ極右政権>
 ネタニヤフ極右政権は、2018年「ユダヤ国家法」を制定し、パレスチナ人抜きのイスラエル国家建設=シオニズムの実現を宣言し、裁判所の司法権も圧殺し、多くの国連決議や国際司法裁判所などの決議も無視してきている。2018年アメリカのトランプ前大統領のアメリカ大使館のエルサレムへの移転をはじめとするイスラエル加担は更にパレスチナ抑圧を深めている。バイデン現大統領のイスラエルの自衛権擁護と国連停戦決議への度重なる拒否権発動、それに追随する日本、英・仏などのG7諸国は、イスラエルのパレスチナ抹殺の共犯者に他ならない。ネタニヤフ政権はハマース=残虐なテロリストの情報戦を展開し、ガザ侵攻においても地下トンネル、病院、学校、国際機関UNRWAなどをハマースの拠点として攻撃破壊を進めている。その結果多くの子供や女性も含めて3万人以上の死者、そして地域閉鎖による餓死の発生すら現実のものとしている。ジェノサイド―民族浄化の本質はイスラエル・ヘルツォーグ大統領の「ガザに民間人はいない。」やガラント国防相の「ヒト型動物と闘っている」というレイシズムに基づいた発言にもあらわれている。

 こうしたジェノサイド=レイシズムはアメリカの成立が先住民虐殺と奴隷労働であり、イギリス、スペインなどが侵略と略奪を基礎とした国家であるのと同根である。それは一夜にして10万人を虐殺した東京大空襲や、広島・長崎の地域壊滅を狙った原爆投下、県民4人に一人が亡くなった沖縄地上戦にもつながるものである。日本もまた加害の歴史を持っている。関東大震災の朝鮮人虐殺、南京虐殺―満州国建設、日韓併合、琉球処分、北海道アイヌ先住民抑圧などは紛れもなくレイシズム=ジェノサイドの思想に他ならない。


<パレスチナ民衆に寄り添った国際的なパレスチナ連帯のうねりを巻き起こそう!>
 私たちの役割は、第1に、こうした現実を、歴史的な背景も含めて学び、明らかすること、第2にパレスチナの旗を高く掲げ、世界の民衆と共に「パレスチナに自由を!」の声を上げること、第3にイスラエルに加担するアメリカ、欧州、日本などのG7諸国に抗議の声を上げていくことである。第4にかつてのアパルヘイト国家「南アフリカ共和国」の国際司法裁判所への「イスラエルのジェノサイド」提訴を支持し、国連でのグローバルサウスを中心とした「停戦」決議を支持し、パレスチナ民衆の権利を守っていくことである。第5に国際的抗議行動であるBDS運動(イスラエルに対するボイコット、投資引き上げ、不買)を支持し、イスラエル加担をやめさせること、第6にイスラエル擁護のG7の一員である日本の国際的責任を追及し、2014年安倍政権の時にイスラエルと「包括的パートナー共同宣言」で東京オリンピックのセキュリティ協力をはじめとして、農業団地建設、防衛産業、情報・IT 協力、テロリズム批判などの連携が、この間の上川法相のイスラエル支持発言などになっていることに強く抗議することである。

 日本政府はイスラエルのガザ攻撃の共犯者であることを広く明らかにして、強く抗議していかなければならない。

* 闘う民衆の国際連帯の旗を高く掲げよう!
* イスラエルのガザ虐殺戦争の即時中止を要求し続けよう!
* 日本政府は、イスラエルの虐殺を許す国連・G7における共犯者の立場を止めろ!

2024年「土地の日」記念学習会・パレスチナ抹殺に突き進むイスラエルの“暴虐”とどう闘うのか!

2024年「土地の日」記念学習会

パレスチナ抹殺に突き進むイスラエルの
“暴虐”とどう闘うのか!
報告:早尾 貴紀 氏(東京経済大学教授)
2024年3月30日(土) 13時30分~16時30分
青山生涯学習館(地図参照)  資料代1,000円

3月30日は、1976年イスラエル領内のガリラヤ地方で、パレスチナ人の土地の強制収用への大規模な抗議行動が組織され「土地の日」と名付けられ、パレスチナ全土で毎年ゼネストとデモが行われるパレスチナ解放闘争の記念日である。2018年のグレートリターンマーチ(帰還の大行進)は3月30日土地の日に開始され、ガザの隔離壁に向かって1年近く非暴力の帰還の行進を続けた。それに対してイスラエルはドローンと狙撃兵で弾圧し266人の死者と集中的な脚への狙撃による3万人の犠牲者を生み出したのである。


「天井のない監獄」ガザに生まれてからずっと隔離壁の外の世界=故郷を見たことのない若者たちがいる。壁やフェンスに取り付き乗り越えようとしたこの「抵抗者たることが避けがたい生活者」(板垣雄三)たちの、パレスチナ=ガザの現実に向き合うことが、昨年10月7日のハマースを中心とした「アルアクサ大洪水作戦」を理解する出発点である。


イスラエル・ネタニヤフ極右政権はシオニズムの本領である「パレスチナ人除去のユダヤ民族国家樹立」を法制化し、パレスチナ人への民族浄化=ジェノサイドをガザ地区ばかりかヨルダン川西岸においても武装入植によって強化拡大している。ヘルツォーグ大統領の「ガザに民間人無し」やガラント国防相の「ヒト型動物と闘っている」の発言はレイシズム―アパルトヘイトを超えるものである。現在南アフリカをはじめとした多くの国が欧米「民主主義」の欺瞞性を暴き、世界の多くの民衆がパレスチナ国旗を掲げ、パレスチナ解放を叫んでいる。


昨年11月オリオン学習会で、107日「アルアクサ大洪水作戦」の背景を講義された早尾貴紀さんを再度招いて、イスラエルのガザ全土制圧への背景を学ぶことで、更にパレスチナ連帯の声を広げていきたい。


オリオンの会
連絡先:1972orionstar@gmail.com
090-2745-5036【大越】 090-4843-4224【渡辺】


青山生涯学習館

港区南青山4197 0334704584
地下鉄メトロ 銀座線・千代田線・半蔵門線 
表参道駅下車 A 5出口 根津美術館方向へ3つ目の信号
青南小学校角を左折190m直進し突当り左手
青山生涯学習館

和光晴生君を偲ぶ会への招待状

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和光晴生君を偲ぶ会への招待状

和光晴生君が、11月4日に大阪医療刑務所で突然亡くなった。
8月までは徳島刑務所で無期懲役囚として、「衣食住完備の特別養護ホームへ入所の前倒しとし、塀の中を自分の持ち場と心得、しっかり長生きして」(和光)獄外に向かって吠え続けると思っていた。

彼の10月25日発の手紙によると、9月から移監した大阪医療刑務所の検査と薬漬けの過酷な実情がうかがわれ、医療過誤による意図的な獄死という様相すらうかがえる。

和光君は1948年仙台で生まれ、激動の時代に学生運動、文化運動に関り、「赤軍―PFLP 世界戦争宣言」の上映隊に参加し1974年パレスチナにわたる。
コマンドとして20有余年過ごし1997年レバノンで逮捕され、その後日本へ送還、クアラルンプール、ハーグ闘争に対する報復として無期懲役の判決により刑に服していた。
和光君は第3次中東戦争によるイスラエルのパレスチナ全土占領に抗して国際ボランティア=義勇兵と自己規定し、「日本赤軍」とは一線を画して闘ってきた。
和光君の「国境」ぶち破りの背景には、ベトナム人民の勝利と、それに連帯する国際反戦闘争、キューバ、パレスチナなどの民族自決、自己決定権の戦いがあった。

更に国内においては70年安保闘争の不発や連合赤軍の「同志殺し」に至った閉塞感を克服することが問われていた。当時こうした思いを抱いて「国境」をぶち破る若者が大勢いたのも事実である。
和光晴生君はあくまでも直情的であり、あくまでも主観的であり、あくまでも熱情的に国境をぶち破っていった。

現下のイスラエルによるガザ攻撃―民族浄化ジェノサイドに対峙するパレスチナ民衆に連帯の思いをはせ、併せて、和光君とその時代を率直に放談することによって、和光晴生君を偲んでいきたい。
<壮士、ひとたび去りて、復た還らず>である。 多くの友人、仲間たちの参集をお願いしたい。

オリオンの会

日 時:2024年 1月20日(土) 午後6時30分より
場 所:もんじゃ・お好み焼き お茶の水 祭
千代田区神田駿河台1-5-6 TEL 03-3233-3332
https://ochanomizumatsuri.gorp.jp/
会 費:3,500 円
連絡先:090-2745-5036 大越 090-4843-4224 渡辺
E-mail w.azin1949@gmail.com もしくは SMS ショートメールにて
1 月 17 日までに、ご出席、ご欠席の連絡をお願い致します。

イスラエルにとってガザ地区とは何か ~シオニズムに一貫した植民地主義の本質を問う~ 早尾貴紀(東京経済大学)



2023年11月19日・文教区民センターにて行われた学習会の様子をアップしました。

パレスチナの解放を目指す緊急学習会
「イスラエルにとってガザ地区とは何か
~シオニズムに一貫した植民地主義の本質を問う~」
報告:早尾貴紀(東京経済大学)

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パレスチナとは、イスラエルとは、シオニズムとは、ガザ地区とは、ハマスとは。
なぜ10月7日の蜂起は起こったのか。
イスラエル・シオニストの真の目的は…

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ここ100年の現代史の中からパレスチナ問題と今回の蜂起を捉え、豊富な資料と共に分かりやすく説明して下さいました。
パレスチナ問題についていまいち理解できていない、という方にも届く内容です。

是非ご覧ください。

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オリオンの会

オリオンの会声明・第2弾 入植・植民地―人種差別国家イスラエルのガザ虐殺を許すな! パレスチナの解放・独立・帰還のための抵抗運動を支持しよう!

入植・植民地―人種差別国家イスラエルのガザ虐殺を許すな!
パレスチナの解放・独立・帰還のための抵抗運動を支持しよう!
2023.11.19 オリオンの会

<グレート・リターン・マーチ(帰還の大行進)は継続している>
 5年前の「土地の日」(3月30日、1976年イスラエルの土地収奪に抗議するパレスチナ人6人が銃殺され、数百人が暴行逮捕された日)に開始されたガザ地区に避難し閉じ込められていた住民たちが分離壁に向かって歩み始めた。それが「Great Return March」(=グレート・リターン・マーチ(帰還の大行進)であり、「天井の無い青空監獄」と呼ばれたアパルトヘイト封鎖の解除、故郷への帰還権の実施を求めたパレスチナ民衆の抗議行動であった。半年にわたる大行進に対して、イスラエルは狙撃兵やドローンで銃撃攻撃し、45人の子供を含む200人ものパレスチナ人の死者と1万人もの負傷者が出た。

 今回の、10月7日に始まる「アルアクサ大洪水作戦」は、ハマースを中心にした部隊が分離壁を破り乗り越え、故郷に不法入植したイスラエル人を攻撃したものである。まさに、イスラエルの入植地・植民地に対するパレスチナ人の抵抗運動「帰還の大行進」の継続として闘われた。

 私たちは、4年前の秋、ガザ出身の若者たちが編成するヒップ・ホップと民謡のグループ「MCガザ」を招き、東京-被災地福島-戦場化の島・沖縄辺野古など日本縦断をする「“グレート・リターン・マーチ”連帯国際フェスティバル」を開催し、日本の運動との連帯交流の活性化を行った。ヒップ・ホップとパレスチナと日本の民謡、そして「フリー、フリー、パレスチナ!」の大合唱の中での連帯の意志の確認の響きは大きくこだましていた。

 そして、今、ガザ民衆の抵抗運動=「グレート・リターン・マーチ」を無視し続けて来た、イスラエル-米国同盟のみならず、EUと日本などの国家権力がこれを糊塗するために、「ハマースの暴力を許すな!」と連呼し合っている。多くのマスメデイアはその権力意志を汲んで「イスラエル-ハマースの戦争」としてガザ民衆の激発を何とか切り縮めようとデマ宣伝を続けている。
しかし、私たちは、今回の闘いは、5年前の「グレイト・リターン・マーチ」の持続の中で、占領と入植地拡大を続けるイスラエルに対して、民衆のさらに激しい怒りと虐殺の哀しみを込めて実行された闘いだということを主張するし、確信している。

<パレスチナへの民族浄化攻撃を直視し、怒りをもって抗議して行こう!>
 現在パレスチナ―ガザ地区で進行しているのは、ドイツのナチスが行ったユダヤ教徒への人種差別攻撃・虐殺の、更に悪質で大規模に公然と行われている民族浄化作戦(ジェノサイド)であることを再確認しよう。

 その背景には、ユダヤ教徒の多くも反対するイデオロギー「シオニズム計画」がある。ナイル川からチグリス・ユーフラテスまでの広大な中東地域を偽神話「大イスラエル建設構想」の実現を目論む野望である。

 その一端として、「イスラエルがガザを占領支配する」と公言するイスラエル-ネタニヤフ政権による「パレスチナ住民一掃計画」=(エジプト領シナイ半島の砂漠への強制移住計画)として暴露されている。

 世界中の民衆が「ガザ虐殺を止めろ!」と連呼し、既に“虐殺戦争”と名付けられてもイスラエル政府が止めないのは、100年前に米国が原住民虐殺を基盤にして建国し繁栄して来た“歴史的な事実”の相似性に依拠して“イスラエルの歴史を作る”試みを実行しているつもりだからである。

 この蛮行を即刻阻止できないでいる責任の大半は、国連を無視して「G7」などと別の利益集合体=イスラエル擁護の西側世界利益分割協議体を作って世界を運営しているつもりの七か国の政府にある。

 世界の民衆は、この無責任な「G7」の立場、彼らの言う停戦・休戦・人道支援を語るだけでは、パレスチナ・ガザ住民が日々殺されていく現実を救うことは出来ないことを知っている。だからこそ、民衆の力で、救うための主張を連呼し、何としても実行に向かうことを各国で要求している。

 私たちは、1947年国連181号決議―パレスチナ分割(イスラエル国家建設)に始まるパレスチナ民衆抑圧の歴史、そして800万人パレスチナ難民の「故郷に帰還する」願いに応えていかなければならない。そして、民衆の力で、「パレスチナ人浄化」という、この歴史上の悲劇を何としても、一日でも早く止めることを目指して連帯して行こう。

 日本でも、イスラエル大使館への連日の「虐殺止めろ!」の抗議活動を始め、東京、福岡、大阪、札幌でのパレスチナ連帯・ガザ虐殺反対の民衆の声を上げる運動は高揚している。

 しかしまだ、日本政府は、アラブ諸国との石油確保関係の維持、イスラエルとのハイテク軍需産業共同関係の維持のバランス取りを目論むだけで、世界-日本の民衆が要求している「即時停戦、和平への努力」には応えようとはしていない。この日本政府の立場をこそ批判し、変えさせていかなければならない。また、反テロキャンペーンや偽神話の正統性を保持しようとするマスコミの犯罪もまた、止めさせなければならない。

 情報戦に長けていると自認するイスラエルの諜報部隊は、その偽情報作戦やSNSでのフェイクニュース操作作戦を繰り返している。しかし、それも最早通用しない民衆の直接情報交流が並行して進んでいる。

 典型的には10月18日アハリ・アラブ病院のイスラム勢力誤爆という情報操作、11月15日のガザ地区最大のシファ病院攻撃の理由-「ハマースの司令部拠点への攻撃」の目的も、軍事行動を正当化する偽キャンペーンでしかない事実が露わになった。その一方で、医療関係者の証言と多大な病院患者と避難民への虐待行為が実行されただけという事実が民衆の情報交流で露わになっている。

 すでにガザでは多くの子供を含む11,000人を超す死者を生み出し、ガザ北部の20万世帯の家屋壊滅、ガザ南部での空爆とミサイル攻撃などは、すでにジェノサイド(民族浄化)の段階の実行でしかないことは明らかである。

 この虐殺戦争へ、イスラエルだけでなく、共犯者の立場にある日米政府に対して、最大の怒りの声をもって上げ続けていこう。
 
<全世界の民衆と連帯して、パレスチナ解放の旗を更に高く掲げよう!>
 イスラエルの侵略・虐殺攻撃という歴史的現実を前にして、<ハマース―イスラエル戦争>として抑圧の歴史を隠蔽し、「自衛権行使」としてイスラエルを侵略・虐殺の免罪に結果的に加担しているアメリカ、EU 諸国、そしてそれに追随する日本政府を決して許してはいけない。アフリカ諸国、中南米、中東諸国などは国連常任理事国の拒否権にも関わらず、「ハマ―ス=テロリスト規定」を拒否し、イスラエルのガザ侵攻を止めようと結束している。

 私たちの立場は、植民地侵略国家イスラエルの占領・入植侵略に反対し、パレスチナ民衆の帰還と自治・自立を目指すパレスチナ解放闘争を支持し、共に反帝・反植民地の国際連帯の戦いを協働することである。「停戦要求は必要だが不十分。脱植民地化とパレスチナ人自決権を要求しなければ、今日停戦になっても、明日はまた戦争になる。」(アジャム・バラカ・平和のための黒人同盟)ことこそ、私たちが共にするものである。

 そのためにも入植-侵略国家のガザ・ジェノサイド・虐殺を阻止する、全世界的なパレスチナ連帯に呼応する大きなうねりを日本でもつくっていかなければならない。
今、全国各地で若者たちや在日ムスリム、そして反戦闘争や各地域で諸課題の運動を担っている人たちが声を上げ始めている。緊急の課題として、日本の中でも数多くあるパレスチナ連帯運動は、それぞれの主張や課題の違いはあっても、イスラエルのガザ侵攻、パレスチナ人虐殺反対の声を共に大きくしていくことが問われている。

 私たちも、それに呼応していく。

*イスラエルのガザ虐殺戦争の即時中止を要求し続けよう!
*「Great Return March」~10・7イスラエルへのパレスチナ民衆の反撃支持!
*日本政府は、イスラエルの虐殺を許す国連・G7における共犯者の立場を止めろ!
*ガザ民衆の闘いを貶めるすべてのフェイクニュースを弾劾しよう!
オリオンの会

イスラエル大使館緊急抗議行動

先日2023年11月3日に行われた、イスラエル大使館緊急抗議行動の映像です。

パレスチナの民族浄化攻撃-イスラエルのガザ侵攻に抗議する パレスチナ連帯緊急行動参加の呼びかけ


パレスチナの民族浄化攻撃-イスラエルのガザ侵攻に抗議する
パレスチナ連帯緊急行動参加の呼びかけ

イスラエル大使館緊急抗議行動

113日(金・休日) 1330分 JR 市ヶ谷駅前集合

14時 イスラエル大使館前抗議行動 

呼びかけ団体  JAPAC(日本パレスチナ・プロジェクト・センター)・オリオンの会

イスラエルのガザ空爆・地上侵攻を許さない!ガザの封鎖・青空監獄を解放せよ!

パレスチナ民衆とともに、イスラエルの占領・虐殺・不法入植地拡大を止めさせ、

パレスチナの完全自治権の樹立を促進しよう!

アメリカ・バイデン政権は、シオニストのパレスチナ・ジェノサイド攻撃を支持するな!

★日本政府は、イスラエルとの軍事協力を止め、東アジアの戦場化に加担するな!


 1947年国連パレスチナ分割決議から76年、そしてイスラエル入植を許容し、パレスチナ人をヨルダン川西岸、ガザ地区に押し込め隔離する「オスロ合意」から30年が経過した。2023年10月7日、パレスチナ民衆の意志は青空監獄にされていたガザ地区から分離壁を越え、イスラエルの不法入植地に対する攻撃=「アル・アクサ洪水作戦」を敢行した。この攻撃はイスラエルが、アル・アクサ寺院も含む聖地エルサレムとその近郊の中立化を破壊しイスラエル化を強化し、パレスチナ住民圧殺を強行し始めたことに対する反撃の行動であり、パレスチナ民衆、武装勢力、ハマースなどの共同作戦である。

 30日現在、ガザ地区ではその半数が子供たちである8,000人を超える死者が出ており、住宅17万世帯の破壊が行われ、難民化を強制されている。パレスチナ民衆は、その抑圧の長い歴史から、「人道支援」「即時停戦」「テロとの戦い」とのごまかしのキャンペーン下で、世界から見捨てられてきた。そのデマゴギーには、最早、パレスチナの人々だけでなく、世界の民衆も騙されはしない。

 そして、日本政府は、今アメリカに追随し、安倍政権時に露骨なイスラエルとの軍事協力、技術交流を推し進め、日本の軍事大国化と沖縄の戦場化を推し進めている。

 一方で石油欲しさにアラブ世界に媚を売りながらも、アメリカ追従、イスラエル支援の本音は明らかにになってきている。上川法相のイスラエル訪問で「テロ組織ハマースの攻撃を非難する」という立場表明や国連での対応は、パレスチナ抹殺、イスラエル支援の本音に他ならない。

 私たちは、この日本政府を批判し、パレスチナ民衆とともに抑圧と虐殺に対する抗議の声を大にしていこう!


※以下からチラシ画像とPDFをダウンロードして頂けます。
拡散のご協力、何卒よろしくお願い申し上げます。
・画像(JPEG)
・PDF
オリオンの会

パレスチナの解放を目指す緊急学習会 イスラエルのガザ攻撃・虐殺 を許さず、パレスチナ占領を終わらせよう!

パレスチナの解放を目指す緊急学習会
イスラエルのガザ攻撃・虐殺 を許さず、パレスチナ占領を終わらせよう!
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11月19日(日) 13時30分~16時30分
「ガザの抵抗と、イスラエルによる虐殺が意味するもの」
報告:早尾 貴紀さん(東京経済大学教授)
文京区民センター3C会議室 資料代 500円

 10月7日に開始された「アル・アクサ洪水作戦」は、2018年アメリカ・トランプ大統領のアメリカ大使館のエルサレム移転から始まる、「アル・アクサ寺院」も含むアラブの聖地中立化の解体、エルサレム居住パレスチナ人迫害に抗する闘いでもある。

 同じ時に始まり、多くの戦死者を出した「グレート・リターン・マーチ」(祖国への大帰還)は、 イスラエルの<国境・隔離の壁> を打ち破って祖国解放に向かうものであった。

 <天井のない監獄>といわれるガザ地区は北九州市ほどの面積に、土地を追われた近隣からの難民を含む230万人が居住し、その半数が若者たちで60%を超える失業率、水道・電気・燃料・食料などインフラの崩壊は、イスラエル軍の包囲下における経済破綻に原因がある。

 この壁を決壊させたパレスチナ民衆の意志―ハマスの戦いに対して、イスラエル・ネタニヤフ政権は、空爆を繰りかえし、更には地上戦を開始して、パレスチナ人への抹殺・民族浄化攻撃を行おうとしている。ヨルダン川西岸では国際法違反である入植地を拡大し、植民地化攻撃を拡大している。アメリカ・バイデン政権はイスラエルを全面支援し、欧米諸国、そしてアメリカに追随する日本もイスラエルに加担している。

 今現在「ガザ」で起きていることに対し、「即時停戦」「人道支援」を語るだけでは、第2次大戦後1947年「パレスチナ分割国連決議 」から始まる、イスラエル建国―入植植民地とパレスチナ人浄化攻撃(ナクバの悲劇)に抗することはできない。 イスラエルの占領を先ず終結させるまで、パレスチナ人の抵抗闘争は続くだろう。

パレスチナ解放! 講演集会にご参集ください。
オリオンの会

緊急声明-10・21 イスラエルの地上戦―パレスチナ浄化攻撃反対の声を上げていこう!


★ イスラエルの地上戦を許さず、ガザを監獄から解き放せ!
★ <新たなナクバ-パレスチナ人浄化攻撃>を全世界の民衆の力で阻止しよう!
★ イスラエル=シオニストの侵略=占領を制裁し、パレスチナ解放を支持しよう!
 

 10月7日、パレスチナ自治区ガザを統括するイスラム組織ハマスがイスラエルとの境界を越え進撃した。ガザ周辺のイスラエル入植地も攻撃対象とした。イスラエルのガザ砲撃や双方の戦闘により、あってはならない民間病院爆発も含めて19日現在双方で4500人を超える死者を出す。米英仏をはじめとした欧米諸国は「イスラエル支持」を表明し、米空母をイスラエル近海に派遣した。イスラエルはガザ境界に戦車部隊を集結し地上からのガザ侵攻を準備している。

 今回の戦闘は「アル・アクサ洪水作戦」と名付けられた。これは聖地メッカから遠く離れたアル・アクサ寺院を洪水のように目指せ、という意味であり、ハマスだけではなく、他組織も、パレスチナ民衆も共に戦う作戦という能動的な意味を持っている。

 アル・アクサ洪水作戦は、イスラエル保安部隊による監視監獄となっているガザ地区からの出撃であること、ネタニヤフ極右政権の司法の無力化で国内統制を強化する政権に絶望して出国者が増大しつつあること、イスラエルの国際法違反である入植地増大による2国家建設の空手形などが明らかになったこと、総じて、イスラエル・パレスチナの2国家和平共存を調印した「オスロ合意」の徹底的な反古化が明らかになったこと、などを捉えて計画されたガザ地区の怒りの闘いに他ならない。

 全ての問題の根底にあるのは第2次大戦後最大の国際犯罪=1947年国連パレスチナ分割決議(国連決議181号)=ナクバの悲劇(現在800万人のパレスチナ難民)である。今回の作戦の背景には、イスラエルが、アラブ諸国特にサウジアラビアとの国交樹立を企み、パレスチナ分割を過去の物語にしようとする中東情勢への危機感がある。

 天井のない監獄とされているガザ地区は水道、電気、通信などすべてのインフラがイスラエルの統制下にある。先住民排除の入植型植民地としてパレスチナ人浄化攻撃が進行していることに世界が無関心であることへの抗議の作戦でもある。占領者の側に立って、平和と法と民主主義を語るアメリカをはじめとした欧米諸国、そして占領者の立場で沖縄民衆の自治権を剥奪し、沖縄を戦場化しようとする日本の「人道支援」の二重基準を、例えばウクライナに対する対応と比べてみるがよい。

 私たちはテロと反テロに二分するのではなく、侵略する側と侵略される側の戦いとして民衆の抵抗権の問題として<アル・アクサ洪水作戦>に支持を表明したい。

イスラエルの地上戦―パレスチナ浄化攻撃反対の声を上げていこう!

 オリオンの会は、11月19日(日)13時30分から文京区民センターで抗議と問題提起の集会を予定しています。ご参集ください。

2023年10月21日  オリオンの会

緊急声明-10・7アル・アクサ洪水作戦支持! イスラエルの地上戦を許さず、ガザを監獄から解き放せ!

緊急声明-10・7アル・アクサ洪水作戦支持!
イスラエルの地上戦を許さず、ガザを監獄から解き放せ!


 10月7日、パレスチナ自治区ガザを統括するイスラム組織ハマスがイスラエルとの境界を越え進撃した。ガザ周辺のイスラエル入植地も攻撃対象とした。イスラエルのガザ砲撃や双方の戦闘により10日現在双方で1500人を超える死者を出す。米英仏をはじめとした欧米諸国は「イスラエル支持」を表明し、米空母をイスラエル近海に派遣した。イスラエルはガザ境界に戦車部隊を集結し地上からのガザ侵攻を準備している。

 ハマスは今回の戦闘を「アル・アクサ洪水作戦」とした。これは聖地メッカから遠く離れたアル・アクサ寺院を洪水のように目指せ、という意味であり、ハマスだけではなく、他組織も、パレスチナ民衆も共に行う作戦という能動的な意味を持っている。

 今回のアル・アクサ洪水作戦は、モサドのスパイ網による監視監獄地域であるガザ地区からの出撃であること、ネタニヤフ極右政権の司法を中心とする国内統制を批判する出国者の増大、オスロ合意30年で明らかになった、イスラエルの入植地増大による2国家建設の空手形などが明らかになったタイミングなどから計画された戦術作戦に他ならない。

 根底にあるのは第2次大戦後最大の国際犯罪=国連パレスチナ分割決議(国連決議181号)=ナクバの悲劇(現在800万人のパレスチナ難民)を、アラブ諸国特にサウジアラビアとの国交によって過去のものにしようとするイスラエルに対する攻撃であり、占領するイスラエルと占領されるパレスチナの分岐を公然とするための作戦である。
 ガザが天井のない監獄として、水道、電気、通信などすべてのインフラがイスラエルの統制下にあり、自治政府が抑圧され、ヨルダン川西岸においてはイスラエル入植地が増大し、パレスチナ人浄化攻撃が進行していることに世界が無関心であることへの抗議の作戦でもあるのだ。
 占領者の側に立って、平和と民主主義を語るアメリカをはじめとした欧米諸国、そして占領者の立場で沖縄民衆の自治権をはく奪する日本の「人道支援」の二重基準をウクライナに対する対応と比べてみるがよい。

 私たちはテロと反テロに二分するのではなく、侵略する側と侵略される側の戦いとして民衆の抵抗権の問題として<アル・アクサ洪水作戦>に支持を表明したい。

2023年10月10日  オリオンの会
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