オリオンの会学習会2

<オリオンの会・第2回拡大学習会>
貧困・格差の現実は、変革の現実性と結びつくのか
―現場からの報告に耳をかたむけようー

2月26日(日)17時30分~大久保地域センター3階A室(新大久保駅徒歩8分)
報告:小林 蓮実さん(フリーライター、労働運動アクティビスト)

私たちは「テロとは何か」と題して11月にオリオンの会第1回拡大学習会を行った。

 第2回学習会は、若者、女性、老人などに襲い掛かっている貧困と格差の現実から学んでいきたい。支配階級の暴力の独占と情報化社会に裏打ちされた金融カジノ資本主義は、国境を越えて発動されるだけではなく、中間層を解体し格差と貧困を拡大し続けている。

 バブル崩壊後の1990年代から、ニートやフリーターが増加し、憤激としての<テロ>が発動される時代に突入した。「ホームレス」襲撃などが頻発し、2001年池田小事件、2008年秋葉原事件などの無差別暴力の現れは、その矛先を国家権力に向けられることなく、世の中の息苦しさ、生きづらさに向けて発動されたのである。

「永山則夫の子供たち」と言われるアンダークラスの反乱は、「希望は戦争」(赤木智弘)として、ISへの参加や、難民排除―ナショナリズムの台頭、トランプなどの保護主義にもつながるものである。  
更なる非正規労働者化、不安定未組織労働者の格差・貧困の現実を、社会変革―革命に転化する方向性をどう獲得していくのかが問われている。そのためにも格差・貧困の現実と課題に耳を傾け、率直な意見交換を行っていきたい。特に高齢化を迎えている仲間や、現実に貧困・格差に追いやられている若者たちの参加を期待したい。

なお本年は、1972年5月30日のリッダ闘争から45年にあたります。米帝国主義・シオニストの反パレスチナ、反イスラムがますます露骨に展開され、イスラエル=日本との軍事的協力も強化され、日本の南スーダンへの派兵、東アジアへの軍事的展開も図られる中にあって、国際主義を貫くものとして5・30集会を準備していきたいと思っています。


オリオンの会
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