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 45年前の5月、連合赤軍によるあさま山荘銃撃戦の後、同志殺しの衝撃が残る中、3名の日本人青年がイスラエル・テルアビブ空港を襲撃しました。

 この闘いは彼ら日本人戦士たちとPFLP(パレスチナ解放人民戦線)との共同作戦として行われ、ディール・ヤシン作戦と名付けられました。多くの死傷者が出たことによって、新聞・TVなどでは「日本人ゲリラ」「血に染まった空港」「空港乱射」など、凶悪なイメージで描き出されています。しかし日本国内の殺人者キャンペーンとは正反対に、アラブ現地では多くの人々が、各国政府、元首までもが彼らの闘いをたたえました。何千キロも離れた日本から来て、パレスチナ解放の闘いに身を捧げてくれたと。その国際連帯精神にアラブの人々は感動し称賛の声をあげたのです。

 45年後の今日、新自由主義、グローバリズムの矛盾が現れその結果として、貧富の差の拡大、移民・難民への排斥など、他者への寛容さが失われてきており、またISの活動などはじめ、世界各地で殺傷事件が起きています。偏狭なナショナリズムをあおりたて、人々のつながりを絶とうとしています。

 「テロリズム」「貧困格差」「ポピュリズム」などこれらの問題は、今日的課題であるばかりでなく、1972年リッダ闘争時にも問われていたことであります。国境を越えた民衆の国際連帯、その一つであるリッダ闘争をいま再度とらえ返してみたい。今年の5・30集会は、45年前この闘いをどのように感じたのか、そして今日どのように考えるかを皆さんで語ってもらいたい。また1970年以降の世代、団塊ジュニア以後の世代からも、どのように思い考えているかをクロストークしたいと考えています。


日時:2017年5月27日(土)17時30分~
場所:日本キリスト教会館4階会議室

東京メトロ東西線 早稲田駅下車5分、穴八幡宮裏
新宿区西早稲田2-3-18 早稲田奉仕園内

参加費 1500円 (軽飲食付き、持ち込み大歓迎)


主催 オリオンの会
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