PFLP主催・5.30リッダ闘争44周年記念集会

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東京において5.30リッダ闘争44周年フォーラムが開催されたのは前述の通りですが、6月2日、ベイルートにおいてPFLP主催で5.30リッダ闘争44周年記念集会が開かれました。

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44周年にあたる今年。44という数字はイスラムでは意味のある数字だそうです。どういう意味かはよく分かりません… ある方によるとイスラムにおいてゾロ目の数字はマスターナンバーと呼ばれているとの事。


集会には岡本公三氏本人はもちろんのこと、多くの参加者があり、テレビの取材も駆けつけました。
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岡本公三さんの写真入りのタテは、この日ご本人に送られたものです。
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以上。
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NO LIMIT 東京自治区

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2016年9月11日〜2016年9月17日より行われる【NO LIMIT 東京自治区】において、オリオンの会から下記の通り参加予定です。


【パレスチナ・カフェ】

■9月14日(水)
・午後4時~
 物販、展示、映像・ホン・ヨンウン
ホン・ヨンウン(洪栄雄)は2003年、46歳で亡くなった大阪猪飼野出身の在日の歌手。
1994年頃の吉祥寺曼荼羅Ⅱのライブ映像から2曲を紹介、上映します。
「緑の国」・・・1982年、イスラエルのレバノン侵攻時に歌ったパレスチナへの応援歌
「石の戦い」・・・1987年、少年たちが投石でイスラエル軍に立ち向かった第1次インティファーダへの応援歌

・午後6時30分~8時
 映画オマールの壁上映
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・午後8時15分~
 高橋美香さん・トーク『パレスチナの若者たちの現状』

・午後9時15分頃
 終了予定


■9月15日(木)
・午後12時~
 物販、展示(14日と同様)

・午後1時30分~
 映画断食芸人(英語字幕版)上映
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・午後3時~4時
 トーク:足立正生



会 場:素人の乱12号店
 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋
 参加費:各日1,000円
 ※No Limit来日外国人は無料
 ※アラブコーヒー1ドリンク付き。
 主 催:JAPAC(日本―パレスチナプロジェクトセンター)
 問合せ:080-5463-3591 熊谷

書評―国境を越える信義と共感 ―「中国と日本―批判の刃を己に」(張承志・亜紀書房2015)を読んで

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大越輝雄氏からの寄稿です。以下転載


はじめに



 昨年124日 の東京新聞辛口文芸批評「大波小波」に「元紅衛兵の日本論」と題して本書が紹介されていました。「日本赤軍の重信房子まで論及して満州国と大アジア主義を 論じた真剣勝負の日本論」との触れ込みだったため、実際に読む前には巷間言われているように、国家主義者であった重信氏の父親に絡めて、よど号ハイジャッ クなどに典型される壮士的な傾向を論じているのではないかと思っていました。

当時の関西ブンドは特に日本共産党との対峙から戦後(ポツダム)民主主義批判 を強く主張していました。そうした中で丸山真男的近代主義批判から橋川文三の日本ロマン主義の再検討や、滝田修「ならず者宣言」=壮士の評価、高橋和己や 白土三平「忍者武芸帳」、上野勝輝の「志士遠方より来たりて遠方に還る。」の史記刺客列伝評価など、極めてアジア的傾向を持っていました。これは寄場労働 者の船本洲治、山岡強一の韃靼海峡を越えた強制連行労働者との連帯の思想に通じるものです。


 後日、本書を読んで、アジアへのこだわりと近代主義批判は全く的外れではないけれども、 戦艦三笠や長崎出島、泉岳寺など日本各地を巡り、そこに表象される歴史を分厚く切りこみ、<日本における侵略と大アジア主義、中国における大中華思想と弱 小民族への蔑視>双方を批判の刃で己に返すということが基調の書籍でした。解説は「日中関係の未来を望む普遍主義―懺悔道としての紅葉狩」と題して中東研 究者の板垣雄三氏が好意と熱情を持って著しています。


1)60年代に青年であった世代

 著者の張承志氏は、中国文化大革命の先陣を切った精華大付属高中時代の1966年に「紅衛兵」と名付けた人であり、その後内モンゴルに下放し、日本にも何度か留学して、回教(イスラム教)の作家、知識人として活躍しています。年譜を見ると1948年北京生まれで、まさに戦後ベビーブーマーの典型であり、評者と同年代です。

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 実はこの本を読んだ時に感じた既視感や共感は 「1960年代に青年であった世代」であるが故に他なりません。張氏は2006年6月15日国会前の改憲阻止のデモに参加し、「彼らは、60代という年齢 も、ものともしない。魂は老いないのだ。」と共感を表しています。

張氏の原点でもある「紅衛兵の時代」(岩波新書1992)には、学生と教授、学生と官僚、学生派閥同士の戦いが生き生きと描写され、60年代世界同時的に起こった青年・学生の異議申し立ての戦いの共通性が強く感じられます。

紅衛兵の時代 (岩波新書)
張 承志
岩波書店
1992-04-20

同書によると、 当時の紅衛兵は鉄道旅行(下放)で、ただ乗りも含めてかなり自由に移動できたようです。1967年からは越境してベトナム戦争に参加したり、ビルマ共産軍 ゲリラに加わった紅衛兵もいたのには驚きました。

「ベトナムにせよビルマにせよ、越境して参戦した背景に国際政治あるいは原則が強く投影しているとは言え なかった。それは行動を渇望する60年代の中国青年の欲望そのものであり、60年代紅衛兵と知識青年の理想主義を表していた」。

90年代に入り回教族シャフリ―ヤ教徒となった張氏は「紅衛兵が持っていた造反、反体制の精神は結局、精神の自由の回復を目指す基層人民(底辺の人々)の戦いと結びつくことができ た。つまり20年かけて官僚批判を続けた末に、中国民衆の元に戻ったのだ。」と語っています。


 今日本でも60~70歳代の「60年代に青年であった世代」が反原発や安保法制反対で国 会前を始め全国で運動の先頭に立っています。

日本の60年代は、「60年安保闘争の10年後、1970年安保再改定という政治課題がカレンダーに書き込ま れた、極めて特殊な時代」(「私の60年代」山本義隆)でした。大学闘争、実力闘争など様々な戦いの中で「個人がバラバラに」(山本)なった、かつての青年学生が今登場していることをどう評価するのかが今問われていますが、それはまた別に論じたいと思います。



2)今改めてアラブ赤軍を論ず。-共感・対話・尊重・寛容

「革命の初心を忘れず、声なき声に耳を傾けようとする(板垣雄三)

張氏は、2006年長崎から九州、下関、広島、京都、東京都と旅をする中で、「熱狂的でか つ利己的な民族主義が、最も恐ろしい毒であることを」日本近代の様々な事象から論証しようとしています。

黒船、脱亜論。日清日露戦争、広島、長崎、キリシタン、忠臣蔵、岡林信康、文学と中国、大アジア主義などを論じ、返す刃で大中華民族主義を批判しています。日本の侵略主義と中華主義の共通項は<他者への 傲慢>に他なりません。

「他者の希望及び他者の尊厳は強国の夢よりももっと大切である。」ことが強調され、自己批判、対話、協働が訴えられています。


 全9章で構成されている同書の第4章は「赤軍の娘」と題してアラブ赤軍を中心に論じられています。しかも張氏は「この章にこだわっている」として、その理由を「パレスチナ問題とは世界紛争の主要な種であり、世界の硝煙みなぎる戦場の主因に関す る問題である。少数の勇敢な日本の青年が70年代の初め、自ら身を投げうちこの重病の解決に挑んだが、結局今では全世界に拡散し、不治の癌になってしまっ た。日に日に右傾化する日本への抗議も、赤軍を再論する理由だ。」として中東問題への危惧を表明しています。

更にこの「中国と日本」を著す理由として「妖 霧がまた立ち込めてきたからだ。」と言い、「世界が硝煙に覆われ、十字軍のきな臭い大戦争に巻き込まれ、また、革命に対する解体作業が着々とゆるぎなく進行しているからだ。」として危機感を訴えています。


 1972年5月30日の奥平剛士・安田安之・岡本公三によるテルアビブ・リッダ闘争につ いては特にページを割き、その国際性と献身性、パレスチナに対する共感と尊厳について論じています。

無差別発砲ではなく管制塔攻撃という戦術の危うさ、山田修、檜森孝雄の葛藤、リッダ闘争が世界にパレスチナ問題を突き付けた意義、アラブ人民が熱く敬愛してやまない岡本公三の政治避難などを、国境を越えた信 義と共感の実現としています。そしてアラブ赤軍はアジアの母の胸に飛び込んだ日本の子供として<帰亜>したと評しています。


 ではどのように私たちは現在の「妖霧」と立ち向かっていくのでしょうか。張氏は特にその処方箋を提起してはいませんが、第1には、「国家主権として戦争放棄を宣言した」日本国憲法第9条を人々の武器にすることを提唱しています。

「憲法9条の存在は、日本の侵略的民族主義への永遠の警告と歯止めであり、国民の陥りやすい大国パラノイア心理を抑え、国民の高尚な意味での民族の心と、そして国際的 な精神を引き出す役割」を果たしているからです。

第2には理想主義を捨ててはいけない、「あさま山荘の連中のやったことだけで、真摯な日本左翼運動を抹消 してはいけない」のです。「革命には暗い面があることを、中国人は決して忘れてはいない」が故に、その重い歴史を背負うということは決して「俗に媚びては」いけないのです。

第3に「赤軍のムスメ(誰を指しているのかは明白です。)」のような「新しい世代が生まれていること、新しい革命が始まっていること、古い革命と大きく違い、暴力や流血はないかもしれない、弱者を助けたい衝動は変わらない、殺される側に立つ正義」を発動する「平和を守る最終目標」は 変わらない運動を継続することです。



 第4章を中心に評してきましたが、日中両 国現代史を日本の様々な鏡を通して、自己批判を侵略への答えとする立場で真剣にルポルタージュした本書は、現在進行の安保法制、沖縄辺野古基地、原発再稼 働などと連動する論評になっています。

今回触れられませんでしたが、特に大アジア主義と中華民族主義に対する展開は、今後ますます検討しなければならない 課題です。

また同書で展開されている老アジア主義者服部老人の意味、草の根アジア主義、そして原爆・原発、赤穂義士を例とした<暴力>の問題など、まだ論 じたいことはありますが、また別の機会にしたいと思います。


                                2016.1.27

                            大越輝雄(オリオンの会)

5.30リッダ闘争44周年フォーラム

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2016年5月30日『5.30リッダ闘争44周年フォーラム』が行われました。

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このイベントは毎年リッダ闘争が起こった5月30日に前後して行われ、わりと細々かつひっそりと行われてきました。

今年は私自身も初めて運営に携わり、「会場にゲバラフィギュアを置く」という非常に重要な任務をこなしました。

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日本赤軍の旗を前に、オリオンの会・大越さんから挨拶。
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続いて、本日のメインである廣瀬純氏による講演『日本における新たな闘争サイクル』。
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講演の模様はオリオンの会Youtubeチャンネルにアップしてあります。


講演終了後は恒例の懇親会。

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酒が飲みたくて仕方なかった足立正生監督。
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当日配布されたパンフレットにはレバノンから岡本公三さん、八王子医療刑務所から重信房子さん、北朝鮮からよど号グループ(ピョンヤンかりの会)他から文章が寄稿されており、充実した内容でした。


オリオンの会では5.30集会を今後どのように展開していくかを模索しています。
今回、廣瀬さんのような若い論客に講演をしていただいたことはその第一歩であり、なるほど例年より参加者が多かったです。

実は私自身、数年前初めて参加した時、怖かった覚えがあります。
恐る恐る「興味本位と言われても仕方ないかもしれませんが…」と皆さんの前で自己紹介したところ「そんなもん興味本位でいいんだよ!!!」と怒鳴ってくれたのが在りし日の若松孝二監督でした。

そういうことなので、興味を持たれた方は気軽めに参加していただければと思います。
多分毎年やりますので。

闘いは、終わらない。

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「『オリオンの会』ホームページを手伝ってくれないか」
そう言われ、現状のホームページを見たのはいいのですが、もうどこから手をつけていいのか分からない。

そうこう思案するうちに時間が過ぎ、とりあえずできることからやっていこうと思い、ブログを立ち上げました。

そもそもオリオンの会ってなんだと申しますと、簡単に言えば岡本公三氏を支援する有志(元・赤軍派、元・日本赤軍、ただのオッサン等)の会であります。
私の知る限りでは2014年の年末にゴールデン街で忘年会的な決起飲み会が行われたのがはじまりかと思います。
(※【6.20修正】正式な会の歴史は以下との事です。→「『オリオンの会』自体は10年以上前からある組織。ただし、関西を中心に岡本公三さんへの経済的支援に徹していて、対外的な運動体としては活動してこなかった。表現としては、「関東でも積極的に岡本公三支援に関わろうと、2014年末から組織的に活動を開始した」)

岡本公三さんは1972年5月30日に起きた「リッダ闘争」別名「テルアビブ空港乱射事件」を担った3戦士の一人で、この闘いは後に日本赤軍と呼ばれる組織の起点となります。

色々と分かれたりくっついたりが多いですが、めちゃくちゃ簡単に繋げていくと

共産主義者同盟赤軍派→アラブ赤軍→日本赤軍→ムーブメント連帯→オリオンの会

となります。
新左翼の人たちはすぐ怒ったりケンカするので、このような簡単な繋ぎ方をすると怒鳴られるかもしれませんが、まぁだいたい関東の方ではこんな感じ、と思ってもらえればよいかと思います。


このブログではその、「ホームページ手伝え」とオルグされたakame712が活動報告や寄稿文の転載等を行っていきます。
編集権は全権委ねられているので、何か腹がたつことがあったらここで報告します。
元過激派のオッサンたちと付き合うのは楽ではありません。

ただ、基本的に私はこのオリオンの会にいるような「闘うことを忘れない」オッサン達に社会的な意義を感じます。
彼らは彼らなりに今の社会になじむよう、かつてへの反省と自分達なりの闘争を続けています。
だからこそ、私のような左でも右でもなんでもない「ただの人」に声がかかったのでしょう。


私自身は市民生活を逸脱する勇気や怒りを持ち合わせていません。
ただ、奥平剛士・安田安之・岡本公三が1972年に身をもって提示したこの問題は、まだ終わっていません。そして、テロという言葉は時代や場所で変容し、その言葉が持つ意味をかえりみられないまま「悪」として国際社会に認識させられています。



この文はリッダ闘争が切り開いた地平が、今なお続くことの証明です。
私としてはこのブログがリッダ闘争やパレスチナ問題、その他世界に在るあらゆる不平を考えることへの一助になればと思います。
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